おしゃれなだけじゃない!玄関土間のメリット・デメリットと収納ポイント
2023.08.04
玄関の土間は昔の古い家にだけあるスペースでしょうか。
確かに昔の家には土間があるのが一般的でしたが、現代は家族の好みに合わせた雰囲気を演出できる空間として注目が集まっています。
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- そもそも玄関土間とは?
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- 玄関土間のメリット・デメリットとは?
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- 収納スペースを作る際のポイントとは?
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- 土間の素材は何がある?
玄関土間とは
土間とは、屋内を靴を履いて移動する空間です。 玄関とは、建物の主要な出入り口を意味しますので、玄関に広い土間がついた空間は「玄関土間」とよばれています。 明治時代までの日本の家屋は土間があるのが当たり前で、家事と農作業が可能なスペースとして活用されていました。 現代の玄関土間は農作業をするスペースとしてではなく、多目的に使用できる自由な空間として注目されています。玄関土間のメリット
玄関土間を入れた家の間取りは、家族構成やライフプランによってさまざまです。 よくある玄関土間の活用方法やメリットをご紹介します。-
- 自転車やベビーカーの収納に
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- 趣味のスペースに
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- 多数の部屋へのアクセスの拠点に
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- 子供やペットの遊び場に
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- 分別ごみを一時的に保管する
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- 室内と屋外をつなぐ空間
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- 居住空間とは別れた部屋に
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- 天候が気にならない空間に
自転車やベビーカーの収納に
玄関土間は、外から帰ってきた自転車やベビーカー、バイクや車椅子もそのままは入れるスペースとなります。 収納スペースとしても活用できますので、玄関土間があれば置き場所にも困らなくなります。 屋内にしまえるようになると、雨風などの天候の心配の必要はありませんし、盗難防止にもなります。 高さがあれば壁面にかざって、見せる収納にするのも素敵です。趣味のスペースに
玄関土間は土足で行き来するので、屋外の趣味を楽しめるスペースにもなります。 自転車やバイクはもちろん、ガーデニングや家庭菜園といった趣味でも汚れを気にせず集中できます。 作業場として独立した空間というよりも、リビングやダイニングにつながる場所で趣味が楽しめるようになるでしょう。多数の部屋へのアクセスの拠点に
玄関は家族全員が必ず通る場所です。 玄関土間をつくる際に、全ての部屋にアクセスできるような間取りにする方法もあります。 玄関土間から2階に続く階段が見え、1階のリビングやダイニングとも繋がっているような空間です。 多数の部屋へのアクセス拠点にすると、家族が集まる、家庭の中心のようなフレキシブルな場所になるでしょう。子供やペットの遊び場に
子供を自由に遊ばせる場所は、意外と限られています。 目が届くようリビングに遊びスペースを確保する家庭が多いでしょうが、三輪車や自転車、縄跳びの練習をするようになると玄関土間が活躍します。 屋外の遊びが安全にできる、目の届く場所でできるので、雨が続いてもストレスが溜まりにくいでしょう。 床が汚れたり、傷ついたりする心配もいりませんので、ペットの遊び場としてもおすすめです。分別ごみを一時的に保管する
玄関土間は、ごみを出す直前に一時保管しておく場所にもなります。 屋外に置いておくと、美観を損ねたり、放火や防犯面での心配があります。 設計前にこのような実用的な使い方もイメージしておくと、家具やインテリアの配置も変わってくるでしょう。室内と屋外をつなぐ空間
玄関土間をつくると、一般的な玄関のスペースが広く、開放感のある場所となります。 使い方は先述した通り、何通りもの方法がありますが、どのように活用しても室内と屋外をつなぐ特別な空間になるでしょう。 簡単なテーブルとイスを置けばちょっとした来客の対応もその場ででき、コミュニケーションの場にもなります。居住空間とは別れた部屋に
玄関土間はリビングとは違いますので、趣味や一人の時間に没頭したい時には集中できる良いスペースになるでしょう。 室内なので、自転車やバイクのメンテナンスや、ガーデニングや家庭菜園などの趣味も、家族を感じながら程よい距離感で作業ができます。 土間をリビングと隣接させる「土間リビング」だと、家族が真横にいる状態になります。 土間の間取りによって、家の印象や使い勝手にも違いがあります。天候が気にならない空間に
玄関土間は屋外での趣味を楽しんだり、子供やペットの遊び場にもなります。 屋外に出る際には天候が気になりますが、玄関土間であれば雨の日も風の日も関係ありません。 天候だけでなく時間も気になりませんので、自分だけの時間に没頭できるでしょう。 早朝や深夜でも気兼ねなく思いっきり楽しめるのは、室内にある玄関土間のメリットです。玄関土間のデメリット
玄関土間のメリットだけでなく、デメリットも正しく理解しておきましょう。 玄関土間をつくる前に知っておきたいデメリットは、こちらです。-
- 他の部屋が狭くなる
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- 寒さが気になる
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- 湿気がこもりやすい
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- 水気や汚れが気になる
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- リフォームだと土間が作れない可能性も
他の部屋が狭くなる
建物の広さは決まっていますので、その中から玄関土間を広く設計すると、その分他の部屋は狭くなります。 せっかく玄関土間を作るのであれば広めに設計しておきたいと思うかもしれませんが、他の部屋の広さも考慮しておいた方がいいでしょう。 「自転車が入る広さ」「テーブルを置きたい」といった、玄関土間の使い方の目的が明確な方は、希望に沿うようにしましょう。 玄関土間のスペースをどの程度確保すればいいのか迷ってしまうのであれば、あえて広めに玄関土間を作っておくという方法もあります。 もし使い勝手に不具合があった場合に、土間の上に床を張るのは比較的難しい作業ではありません。 後から土間を作る方が大変なので、最初に広めな玄関土間を作っておくのもいいでしょう。寒さが気になる
土間はコンクリートやタイルといった素材が用いられますので、夏は涼しく過ごせますが、冬は足元が冷えやすくなります。 寒さ対策としては断熱材を入れたり、過ごし方によっては床暖房を入れたりするという方法があります。 断熱材だけでは寒さが気になるという場合には、薪ストーブを用意される方もいます。 玄関土間と薪ストーブはインテリアとしての相性がよく、後付けできるアイテムなので人気があります。湿気がこもりやすい
玄関土間は屋外で使用するアイテムを持ち込むので、雨や土などが原因で結露がつきやすく、カビが生えやすい場所でもあります。 大きめの窓や換気扇を設置する、壁に珪藻土のような天然素材を使用する、などの湿気対策も考えておきましょう。 除湿器や除湿剤を使ったり、見た目は良くありませんが新聞紙をひくという方法もあります。 コンクリートに湿気がこもると、カビだけでなくシロアリの原因にもなりますので必ず対策しましょう。水気や汚れが気になる
屋外の汚れを持ち込む場所にもなる玄関土間は、こまめに掃除をしないと汚れが気になってしまうかもしれません。 趣味の作業スペースにした後など、汚れる可能性がある場合には、掃除しやすい床材を選んでおくと良いでしょう。 例えばタイルであれば水洗いが可能ですが、コンクリートや天然石は水シミになりやすいので注意が必要です。 使う用途によって、使いやすさや掃除のしやすさも考えておくと失敗がないでしょう。リフォームだと土間が作れない可能性も
中古物件を購入して、リノベーションで玄関土間をつくろうとしている場合や、リフォームをする場合には、土間がつくれるか確認しておいた方がいいかもしれません。 建物の基礎のレイアウトによっては、土間がつくれないケースがあるためです。 特に中古物件を購入する際には、購入前にリフォームが可能かチェックした方がいいでしょう。玄関土間の収納スペースのポイント
玄関土間を収納スペースとして使用するのも人気の活用方法です。 大きな荷物も部屋に持ち込まずに収納できるので、部屋が広く使えるというメリットもうまれます。 玄関土間の収納スペースを作る際のポイントは、こちらです。-
- 収納スペースの広さの目安
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- ドアタイプを考える
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- つけておくと便利な設備
収納スペースの広さの目安
土間収納を作る場合には、適切な広さの収納スペースを作るのが大切です。 収納スペースを確保したものの、使い勝手が悪いと使用しなくなってしまう方もいるからです。 収納スペースの広さを考えるには、何を置きたいのかを明確にするのが重要です。 靴を収納する場合は家族の人数によっての広さが異なりますし、ベビーカーは出し入れしやすい方がいいでしょう。 趣味のアウトドア用品は、大型のサイズになる場合もあります。+50㎝のスペースを目安にする
玄関土間に収納スペースを作る際に、目安になるのは収納したいもの+50㎝です。 例えばスキー板や自転車などの大きなアウトドア用品を収納する際は、この数字を参考にしてください。 50cmあれば出し入れのストレスもないと考えられますし、収納を広く作りすぎると、その他のフロアが狭くなるという懸念がでてきます。 それでも土間収納の大きさに迷ったら1~2畳程度がおすすめで、このサイズであれば一般家庭で有効活用できる収納スペースになるでしょう。ドアタイプを考える
玄関収納のおすすめのドアは引き戸です。 引き戸は開けて換気をしても邪魔になりませんし、人が通るスペースを確保しやすいからです。 わざと見せる収納にして、ドアを設置しないという選択肢もあります。 収納するものをイメージしておいて、棚をつけたり、壁の活用方法も考えておきましょう。 見せる収納は風通しもよくなりますので、換気の面でもおすすめです。 来客の際に隠したいと思う方は、アコーディオンタイプの暖簾や、ロールスクリーンをつけておくと安心です。つけておくと便利な設備
土間収納におすすめの設備はこちらです。-
- 照明
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- すのこ
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- ハンガーの物干しスペース
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- コンセント
土間の素材のバリエーション
玄関土間にも使用できる、土間の素材についてご紹介します。 土間の素材はいくつかあり、それぞれ特徴があります。-
- 三和土(たたき)
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- コンクリート
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- モルタル
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- タイル
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- 天然石