造作洗面台で自分だけのおしゃれ空間に!メリットや注意点、種類などを解説

2022.11.28
    No.2_造作洗面台 とは

    家づくりに対する想いは、十人十色です。人によって、キッチンや寝室、水回りなどこだわりたいポイントがたくさんありますよね。そのなかでも、多くの人の思い入れが強い空間の一つが、洗面所ではないでしょうか。

     

    洗面所の雰囲気は、洗面化粧台の雰囲気を変えることで大きく異なります。今回は、オリジナルで作る造作洗面台について、内容やメリット、注意点などを解説していきます。デザイン性の高い洗面室を作りたい人は、ぜひ参考にしてください。

     

    造作洗面台とは?

    No.2_造作洗面台 とは

    造作洗面台とは、オーナーの希望に合わせて作れるオリジナル洗面台のことです。洗面ボウルやカウンター、鏡や収納、タイルや水栓などのデザインや素材を好きなように選べます。洗面所の大部分を占める洗面台のオーダーメイドにより、洗面所を好みの雰囲気にできます 。

     

    オリジナルではない洗面台は、既製洗面台と呼ばれます。多くの人の生活スタイルにフィットしやすい既製洗面台は、家づくりのコストを抑えたい人に向いています。しかし、こだわりの洗面室を作りたい人には造作洗面台がおすすめです。

     

    造作洗面台を作るメリット

    No.2_造作洗面台 とは

    こだわりの洗面所づくりに欠かせない造作洗面台を取り入れるのには、3つのメリットがあります。

     

    ・自分だけのオリジナルが作れる
    ・スペースや間取りに合わせて作ることができる
    ・雰囲気を統一することができる

     

    それぞれのくわしい内容は以下のとおりです。

     

    自分だけのオリジナルが作れる

    既製洗面台は、だいたいのデザインや大きさが決まっています。そのため、既製品を選ぶと、部屋のテイストに合わなかったり洗面室に無駄なスペースが生まれたりする可能性が高いです。満足いく既製洗面台を見つけるのに、時間がかかる可能性もあるでしょう。

     

    しかし、造作洗面台を選ぶと自分のこだわりに合わせた洗面台が作れます。サイズ・デザイン・素材などすべてを思いどおりにできるので、完全オリジナルの洗面台で毎日を過ごすことが可能です

     

    既製洗面台とはまったく違うタイプの洗面台が叶うため、鏡のサイズを大きくしたり高さを子どもに合わせて低くしたり、2つの洗面台の横並びなども叶います。生活スタイルや家族構成、部屋のデザインなどさまざまなポイントから、ぴったりの洗面台を作りましょう

     

    スペースや間取りに合わせて作ることができる

    既製洗面台のサイズと洗面室の大きさが、必ずしもマッチするとは限りません。すでに大きさが決まっている既製品を選ぶと、間取りによっては無駄な空間が生まれることもあるでしょう。なるべく広く使いたい洗面室に、何もないスペースが生まれるのはもったいないですよね。

     

    しかし、造作洗面台は洗面室のサイズを測ってから作れるため、どんな間取りや形、大きさでもぴったり合う洗面台にできます。洗面室の形が特殊であっても、問題ありません

     

    洗面台をぴったりのサイズで納めることで、無駄な空間をなくし洗面室のスペースを最大限広く使うことが可能です。洗面室の広さをあまり取れない人にとっても、おすすめのタイプの洗面台だといえます

     

    雰囲気を統一することができる

    家づくりにおいて多くの人が重視する一つが、雰囲気の統一です。たとえば家全体の雰囲気をウッド調にしているなら、洗面台にも木の素材を取り入れることで雰囲気の統一につながります。無機質な空間が好みの人は、洗面台の壁を打ちっぱなしのコンクリートにするのもおすすめです。

     

    このように好きなデザインや素材を選べる造作洗面台を選ぶことで、家の雰囲気を損ねません。一つの空間が違ったテイストだと、全体のまとまりがなくなってしまいます。せっかくこだわった家づくりの完成度をより高めるためにも、造作洗面台はおすすめの選択肢だといえるでしょう。

     

    造作洗面台を作る前に確認したい注意点

    No.2_造作洗面台 とは

    メリットがたくさんある造作洗面台ですが、注意すべき3つのポイントもあります。

     

    ・価格が高くなる傾向がある
    ・打ち合わせや作製に時間がかかる
    ・仕上がりのイメージが湧きづらい

     

    それぞれの内容は以下のとおりです。

     

    価格が高くなる傾向がある

    完全オリジナルの造作洗面台は、大量生産される既製洗面台と比べると価格が高くなる傾向が強いです。とくにデザインや素材にこだわりが強い人は、既製品の数倍以上の値段になってしまうこともあるでしょう。思いのほか費用がかさんでしまい、泣く泣くデザインや素材を変えることもあるかもしれません。

     

    造作洗面台を取り入れるには、前もって予算を決めておくことがおすすめです。予算と希望イメージを建築会社に伝えることで、予算内でできる範囲の洗面台を提案してもらえます。

     

    打ち合わせや作製に時間がかかる

    造作洗面台の製作には、サイズ・デザイン・素材など一から決めていく必要があります。具体的なイメージが定まっていない場合は建築会社と相談しながら決定していくので、完成までに多大な時間を要することもあるでしょう。さらに、形やデザインが複雑な場合だと作製にも時間がかかってしまいます。

     

    家の完成までに洗面台がないと、通常の日常生活を過ごせません。できるだけ造作洗面台を早く完成させるためには、事前に具体的なイメージを持っておくことが重要です。希望に近い洗面台の写真や資料を集めておくと、理想が伝わりやすいでしょう。

     

    インターネットやSNSには、さまざまなスタイルの洗面台の写真が載っています。家のスタイルや好みに合わせて、あらかじめ気になる洗面台の写真を集めておきましょう。

     

    仕上がりのイメージが湧きづらい

    既製洗面台の場合、すでに商品ができあがっているため具体的なイメージを持って洗面台を選べます。しかし、造作洗面台は一からオリジナルを作るため、完成するまでは仕上がりのイメージを見られません

     

    イメージ写真などがあれば、見た目のイメージは想像の範囲内でしょう。しかし、使い勝手を知ることは難しいです。選んだ洗面ボウルと水栓の相性が合わなかったり、洗面台の高さが低すぎたりなど、完成後に気づくこともあるでしょう。

     

    仕上がりイメージのギャップを少なくするためには、建築会社への細かな相談が重要です。使い勝手や手入れのしやすさ、パーツ同士の相性など、プロの観点からアドバイスをもらえます。

     

    造作洗面台の洗面ボウルは主に3種類!

    造作洗面台で重要なパーツの一つが、洗面ボウルと呼ばれる蛇口の下に設置する洗面器の部分です。洗面ボウルには主に3つの種類があり、それぞれのタイプに特徴やメリット・デメリットがあります。

     

    ・ベッセル型
    ・埋め込み型
    ・カウンター一体型

     

    ここからは、それぞれの洗面ボウルについて見ていきましょう。

     

    ベッセル型

    ベッセル型とは、カウンターの上に置くように設置するスタイルの洗面ボウルです。さまざまな形の洗面ボウルがあり、楕円形のタイプや横長の長方形タイプ、正方形タイプやお椀型タイプなどがあります。

     

    <メリット>
    ・洗面ボウルの形を活かせる
    ・好きな洗面ボウルとカウンターを組み合わせられる
    ・好きなサイズに設計できる

    <デメリット>
    ・水はねしやすい
    ・手入れしにくい

     

    洗面ボウルが剥き出しのため、洗面ボウルのデザイン性を際立たせたい人におすすめのスタイルです。好みの洗面ボウルとカウンターを選べるため、デザインの自由度が高いのもメリットの一つです。洗面ボウルのサイズがわかっていれば、それに合わせてカウンターの高さを選べます。

     

    しかし、他のタイプの洗面ボウルに比べると水はねを起こしやすいのがデメリットです。カウンターや壁との間に隙間があるため、手入れも難しく汚れがたまりやすい特徴もあります。

     

    <ベッセル型のおすすめポイント>
    ・デザイン性が高い
    ・好きなサイズにできる

     

    埋め込み型

    埋め込み型とは、カウンター洗面ボウルを埋め込んだスタイルです。デザインによっては、洗面ボウルのほとんどが埋め込まれるタイプや、半分ほど見えるタイプがあります。

     

    <メリット>
    ・空間に馴染みやすい
    ・実用性が高い
    ・すっきりした見た目になる

    <デメリット>
    ・収納が少なくなる
    ・手入れしにくい

     

    洗面ボウルをカウンターのなかに埋め込むことで、すっきりした見た目が叶います。実用性が高く、空間のデザインを損ねないのがメリットです。ただし、カウンターの下の空間が減るため、そのぶんの収納スペースは少なくなります。半埋め込みタイプの場合、段差に汚れがたまり掃除しにくいケースもあります。

     

    <ベッセル型のおすすめポイント>
    ・すっきりした洗面室が叶う
    ・実用性が高い

     

    カウンター一体型

    カウンターがくり抜かれて洗面ボウルになっているタイプが、カウンター一体型です

     

    <メリット>
    ・スタイリッシュな洗面台に仕上がる
    ・すっきりした見た目になる
    ・手入れしやすい

    <デメリット>
    ・種類が少ない
    ・デザインが限られる

     

    カウンターと洗面ボウルに継ぎ目がないため、汚れがたまりにくく手入れしやすいのが大きな特徴です。すっきりとしたデザインのため、洗面所全体がスタイリッシュな雰囲気になります。ただし、他のタイプと比べると種類が少ないのがデメリットです。デザイン性よりも、使い勝手のよさを重視する人におすすめです。

     

    <ベッセル型のおすすめポイント>
    ・スタイリッシュな見た目
    ・手入れしやすい

     

    まとめ

    造作洗面台は、希望に合わせて作るオリジナル洗面台のことです。造作洗面台を取り入れるメリットは、以下の3つです。

     

    ・自分だけのオリジナルが作れる
    ・スペースや間取りに合わせて作れる
    ・雰囲気を統一 できる

     

    しかし、価格や完成までの時間、仕上がりイメージとのギャップに注意する必要があります。洗面ボウルには主に3つの種類があるため、生活スタイルやデザインに合わせて好みのものを選びましょう。

     

    株式会社作造は、お客様の「言葉にできない想い」を叶える建設会社です。造作洗面台に対して具体的なイメージがなくても、ヒアリングを重ね深いコミュニケーションのもと、想像以上の完成品を提供します。造作洗面台に興味がある人は、一度相談してみてください。

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