どれを選べばよい?内壁の素材や特徴、後悔しない選び方を紹介

2023.02.27
    内壁材 種類

    内壁の素材やデザインは部屋の印象を決める重要な部分です。内壁には数多くの種類があるため、適当に選ぶとイメージとは異なる部屋になったり、手入れが大変だったりと後悔する場合があります。住宅は大きな買い物ですし、理想の家にするためにも後悔だけはしたくないですよね。

     

    今回は、内壁の素材とそれぞれの特徴についてご紹介します。後悔しない選び方もあわせてお伝えしているので、内壁選びに困っている方はぜひ参考にしてみてください。

     

    内壁の素材5種類

    内壁材 種類

    部屋の印象は内壁が決めるといっても過言ではありません。しかし、内壁にはさまざまな種類があり、素材が出す雰囲気や機能も異なります。内壁の種類をご紹介するので、どのような住宅にするかイメージしながらそれぞれの特徴を見ていきましょう。

     

    内壁の種類は主に以下の5つです。

     

    1.ビニールクロス
    2.塗壁
    3.タイル
    4.木材
    5.パネル

     

    ひとつずつ説明します。

     

    ビニールクロス

    ビニールクロスは、内壁の素材としてもっとも使われており、ハウスメーカーでは標準仕様となっている場合もあります。塩化ビニール樹脂を主な素材としており、カラーやデザインが多彩なため、住宅や部屋の雰囲気に合ったデザインを選べます。

     

    また、価格がリーズナブルで施工がしやすいうえ、汚れても簡単に拭き取れる点が特長です。耐久性や防カビなどの機能をもたせた商品も多く出ているので、暮らし方にあ わせて選べますよ。

     

    塗壁

    塗壁は下地に土などの自然素材を塗って仕上げた壁のことで、日本では昔から使用されています。塗壁にもさまざまな素材がありますが、調湿性や断熱性に優れているなどのメリットがあり、日本の気候に適した内壁です。

     

    塗壁の種類は、主に「漆喰壁(しっくいかべ)」「珪藻土(けいそうど)」「土壁」の3つがあります。

     

    漆喰壁(しっくいかべ)

    消石灰に砂や糊を混ぜたもので、お城や蔵にもよく使われる日本独自の塗壁です。白を基本としたツルッとした表面が特徴で、防火性や調湿性にも優れています

     

    珪藻土(けいそうど)

    植物プランクトンの死骸の堆積土から採取した素材です。調湿性や消臭性などの機能を持ち、ざらざらとした表面が特徴的です。

     

    土壁

    土が主原料のため耐火性や断熱効果が高く、吸音性もあるなど多くの機能を持ち合わせています。土の成分や割合によって手触りや色味を変えられるのも土壁の特長です

     

    塗壁は、自然素材なので環境や人にもやさしく、アレルギー体質の人にも安心です。また、塗り方や仕上げ方によって内壁の表情が変わるのは塗壁の大きな魅力です。顔料を加えてカラーバリエーションが広がっているので、洋風の家にもマッチします。

     

    タイル

    タイルは、外壁にも使われているほど耐久性に優れています。耐水性も高いため、キッチンや浴室などの水回りによく使われています

     

    タイルは色や柄、形のバリエーションが豊富なので、好みのタイルを組み合わせられる点が魅力のひとつです。調湿性や消臭機能を持ったタイルもあるため、ベッドルームやリビングに採用されることも増えています。

     

    初期費用はかかりますが、経年劣化がしにくくお手入れも簡単な点がメリットです。

     

    木材

    リラックス空間を演出できる木材も人気の内装壁材です。木材には無垢材や天然木化粧合板などがあります。

     

    木材を内壁に使用する場合には、壁全体ではなくアクセントとして使用する場合が多いです。たとえば、壁の下半分に木材を張りめぐらせる腰壁として、壁の一部に使用するなど、ぬくもりのある空間を演出するのに効果的です。

     

    木材を使った部屋は、おしゃれで木のぬくもりを感じられますよね。それだけでなく、木材の割合が30%以上の部屋はリラックス効果があるといわれています。リビングや寝室などには、積極的に木材を取り入れるのもおすすめです。

     

    パネル

    パネルは板状に成形した部材のことです。ウッドパネルやパネルシート、身近なところでいえばユニットバスの壁にもパネルが採用されています。

     

    パネルの特長は、高いデザイン性と消臭や撥水加工などの機能性を持っていることです。施工も簡単で時間がかかりません

     

    後悔しない内壁の素材の選び方

    内壁材 種類

    内壁の素材を5種類ご紹介しました。内壁の素材が持つ特長はひとつずつ異なり、どれも魅力的なためどれにするか悩んでしまいますよね。ここでは、後悔しない内壁の素材の選び方を3つお伝えします。

     

    1.部屋に最適な素材を選ぶ
    2.機能性で選ぶ
    3.デザイン性で選ぶ

     

    ポイントを押さえて、内壁の素材を選びましょう。

     

    部屋に最適な素材を選ぶ

    気に入った内壁が見つかっても、部屋に適した素材があります。たとえば、キッチンなら耐水性と防火性、トイレと浴室には耐水性があり手入れがしやすい素材がおすすめです。リビングや寝室であれば、デザイン性や調湿性のある素材が向いています。

     

    住宅は一生の買い物です。快適な空間づくりのためにも、それぞれの部屋に最適な素材を選びましょう。

     

    機能性で選ぶ

    快適で居心地のよい住宅にするためには、見た目はもちろん機能性も重要です。機能性には、主に調湿性や耐水性、消臭性、防火性などがあり、部屋によって重視するポイントを整理していくとよいでしょう

     

    水回りは耐水性や防火性の高さが重視なので、タイルやパネル、ビニールクロスから選ぶのがおすすめです。リビングや寝室は防火性に加え、調湿性や消臭性などがある塗壁も選択肢のひとつです。

     

    デザイン性で選ぶ

    せっかくのマイホームなのですから、機能性だけでなくデザイン性も求めたいですよね。人を招待するリビング、リラックス空間の寝室、自宅で仕事をするなら書斎もこだわりたいポイントです。

     

    塗壁は素材や塗り方によっておしゃれさを演出できますし、部屋のアクセントとしてタイルを取り入れるのもよいでしょう。

     

    もちろん、ビニールクロスもおすすめです。価格も安いものからあり、カラーやデザインが豊富で機能性も持っているため、ほとんどの部屋に適しています。ただし、すべての部屋がビニールクロスだと、どこか退屈な印象を受ける可能性もあるため、部分的に木材やタイルで立体感を出すのもおすすめです。

     

    まとめ

    内壁材 種類

    内壁の素材5種類と、後悔しない素材の選び方についてお伝えしました。内壁の素材は、多くの部屋で使われるビニールクロスをはじめ、木材や塗壁などがあります。ビニールクロスは手入れが簡単でデザインが豊富な一方、木材のように年月とともに風合いを楽しむことは難しいものです。塗壁は機能性もありリビングや寝室に向いていますが、費用や時間がかかる点は注意が必要です。

     

    このように、素材にはそれぞれ長所と短所があり、さらにデザインや色が豊富となれば、頭を抱えてしまいます。「素材選びに迷っている」「イメージはあるものの言葉にできない」方は、わたしたち作造にご相談ください。作造は素材選びにもこだわり、お客様の住まいへの要望を実現します。言葉にできないイメージも深いコミュニケーションで形にし、作造ならではの付加価値をつけて新たな可能性を追及します。

     

    家を建てたから終わりではなく「生涯のおつきあい」を前提としているのも作造の特徴です。定期点検、リフォームやメンテナンスなど、末永くサポートいたします。一生の買い物だからこそ、お客様のこだわりと想像を超える住まいを作造で実現してみてはいかがでしょうか。

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