ミッドセンチュリーモダンとは?部屋作りのコツ&アイテムの選び方
2023.08.05
ミッドセンチュリーモダンとは、1940年代~1960年代頃のアメリカで流行したインテリアです。
ニューヨークスタイルやカリフォルニアスタイルのような、アメリカンテイストのひとつです。
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- ミッドセンチュリーモダンな部屋を作るには?
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- どんな家具を選べばいいのか?
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- 取り入れたいアイテムは?
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- 有名なデザイナーやメーカーとは?
ミッドセンチュリーモダンとは
ミッドセンチュリーモダンとは、インテリアのカテゴリのひとつです。 どのようなスタイルなのか、発祥や特徴、間違えられやすい北欧スタイルとの違いについて、ご説明します。-
- ミッドセンチュリーとは
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- ミッドセンチュリーモダンの特徴
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- 北欧スタイルとの違い
ミッドセンチュリーとは
ミッドセンチュリーとは、直訳すると「世紀の間」となります。 1940年代~1960年代頃に流行した建築物や家具を指していて、インテリア業界ではこの時代の家具やインテリアを「ミッドセンチュリー」と表現します。 発祥は、第二次世界大戦終戦後のアメリカです。 軍事産業によって、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)やプライウッド(成型積層合板)といった素材が開発され、家具や家に用いられるようになったのが始まりです。 ミッドセンチュリーデザインの家具は、シンプルでデザイン性が高く、大量生産も可能だったために、当時一躍人気となりました。ミッドセンチュリーモダンの特徴
ミッドセンチュリーモダンは、余分なデザインや機能をなくしたシンプルでモダンなデザインです。 FRPやアルミニウムといった素材が使用されているので、丸みをおびたフィット感も楽しめます。 戦後のアメリカでは、曲線のインテリアが新鮮で近未来的な印象を与えるものでした。 色味も鮮やかで華やかなものが多く、ビビットなカラーもミッドセンチュリーモダンの特徴のひとつです。北欧スタイルとの違い
ミッドセンチュリーモダンは人工的に作った素材でモダンな空間を演出したものです。 北欧スタイルは、自然の素材を使用したナチュラル感が特徴のスタイルです。 どちらも1940年代~1960年代の流行と時代は同じで、カラーをアクセントにするといった共通点があります。 双方を合わせた「ミックス」というスタイルもありますので、お好きなアイテムを選んで、自分がホッとできるような空間を目指しましょう。ミッドセンチュリーモダンの部屋作り
ミッドセンチュリーモダンの部屋を作る際に知っておきたいポイントや、ちょっとしたテクニックをまとめました。-
- アイテムの年代を合わせる
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- アイテムのデザインテイストを合わせる
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- 色で遊び心を出す
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- 自然の要素を取り入れる
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- 部屋の主役を決める
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- アイテムを取り入れすぎない
アイテムの年代を合わせる
ミッドセンチュリーモダンな部屋をつくるには、1940年代~1960年代頃の欧米インテリアからアイテムを選ぶといいでしょう。 1940年代~1960年代頃といっても、20年間もの幅があるので、時代の流れによってテイストが異なっています。 50年代と60年代でも違いがありますし、40年代と60年代ではもっと差を感じるようになるでしょう。 アイテムを並べたときに違和感が出てしまうともったいないので、アイテムの年代を合わせてインテリアを選ぶようにしましょう。アイテムのデザインテイストを合わせる
一例として、ミッドセンチュリーモダンの50年代の流行のテイストですと、以下のようなデザインがあります。-
- アトミックエイジ
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- アメリカンモチーフ
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- オリエンタル
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- アメリカンダイナー風
色で遊び心を出す
ミッドセンチュリーの時代の特徴として、木目などの自然な色味を生かしつつ、アクセントとなる色味を加えているという点があります。 アクセントにするのは、ラグやチェアなどの家具でもいいですし、ポスターを飾ったりしてもいいでしょう。 部屋の中でポイントとなる部分に色味を意識してみましょう。自然の要素を取り入れる
ミッドセンチュリーモダンのインテリアは、人工的につくられた素材を用いているとお伝えしました。 さらに自然との調和もポイントになるので、観葉植物や自然を連想させるような雑貨やインテリアで雰囲気作りをしてみましょう。 天気の良い日は窓から差し込む光もマッチして、ミッドセンチュリーモダンの世界観を演出してくれるでしょう。部屋の主役を決める
ミッドセンチュリーモダンの部屋の主役になるようなアイテムを先に決めると、インテリアの構成がしやすくなります。 好みのインテリアを手あたり次第に集めても、いざレイアウトする際に一体感が出なかったり、違和感が出てしまうかもしれません。 現代の家具やインテリアにマッチするような、ミッドセンチュリーモダンのアイテムもありますので、全体的な仕上がりをイメージして上手に配置していきましょう。アイテムを取り入れすぎない
ミッドセンチュリーモダンなインテリアは、一つ一つが独特の雰囲気をもっています。 個性のあるアイテムが多いので、アレもコレもと取り入れすぎると、まとまりのない部屋になってしまう危険もあります。ミッドセンチュリーモダンなインテリア
ミッドセンチュリーモダンな雰囲気の部屋にするには、選ぶインテリアが重要です。 存在感のあるアイテムを選んで、落ち着きのある部屋を目指しましょう。 ミッドセンチュリーモダンな部屋にマッチする、インテリアをご紹介します。-
- ウォールクロック
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- テーブルランプ
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- サイドボード
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- ソファー・テーブル
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- ウォールデコ・ポスター・カーテン
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- 照明
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- ラグ
ウォールクロック
カフェやモデルルームなどおしゃれな部屋で見かけるウォールクロックは、ミッドセンチュリーモダンを演出する代表的なアイテムのひとつです。 ミッドセンチュリーモダンのデザイナーである「ジョージ・ネルソン」がデザインした、サンバーストクロックや、ボールクロックがおすすめです。 ジョージ・ネルソンは当時、個性的な時計を多数生み出していて、独創的なデザインが長年にわたって人の心を掴んでいます。テーブルランプ
ミッドセンチュリーモダンのレトロな雰囲気を出してくれるのが、テーブルランプです。 50年代を演出するのであれば、必須ともいえるのがアメリカのビンテージランプです。 ミッドセンチュリーの時代に存在していたランプメーカーである「マジェスティック社」のランプは、現代でもコレクターがいるほど人気で高価なランプです。 マジェスティック社のテーブルランプでなくても、当時のレトロ感のあるランプであれば、十分部屋の演出になりますので、気に入ったものを選んでみましょう。サイドボード
テレビとして使えるビンテージのサイドボードは、足がついているタイプを選ぶとミッドセンチュリーモダンの部屋にマッチするでしょう。 大きな家具なので存在感がでて、部屋の雰囲気を左右するようなアイテムになります。 木目のカラーや質感で、ビンテージ感も出せるとより良いでしょう。ソファ・テーブル
ソファも、ミッドセンチュリーモダンの部屋の雰囲気を左右する大切なインテリアです。 シンプルな四つ足で、少し角ばった印象のあるソファを選ぶといいでしょう。 スタイリッシュなイメージなら革製、懐かしさがあるようなイメージならファブリック製にしてみてください。 デザインばかりに気を取られてしまうかもしれませんが、座り心地も忘れずにチェックしてから購入しましょう。 サイドボードの木目を意識しながら、ローテーブルを合わせてみてください。 サイドテーブル、ソファ、ローテーブルの3点が揃うと、ミッドセンチュリーモダンの部屋としてのまとまりがでてくるでしょう。ウォールデコ・ポスター・カーテン
ウォールデコレーションの略で、壁を飾って楽しむのをウォールデコといいます。 安価で手軽にできるので、気分転換にウォールデコを楽しむ方もいます。 ポスターや壁掛けのオブジェを飾ったり、ポストカードを飾るのもウォールデコになります。 アーガイル柄のようなダイヤのモチーフや、幾何学模様がデザインされたアトミック柄を取り入れるとミッドセンチュリーモダンの雰囲気に近づきます。 カーテンもミッドセンチュリーモダンな柄を選んで、壁を飾ると部屋の雰囲気がガラリと変わります。照明
ミッドセンチュリーモダンの部屋に合わせて、主役になれるような照明にもこだわってみましょう。 ランプのデザインはもちろん、明かりの色や照明のあたり方にも変化がつけられます。 ミッドセンチュリーモダンに合う照明を選ぶ際も、家具の年代に合わせて選んでみましょう。 当時有名だったデザイナーの作品から選ぶという方法も、おすすめです。ラグ
ミッドセンチュリーモダンなラグは、幾何学模様のデザインでカラフルな色使いが特徴です。 ソファやテーブルを変更する機会はなかなかないですが、ラグであれば季節や気分に合わせて交換できますので、いろいろ挑戦するのもいいでしょう。 ソファや家具はシンプルにして、ラグで色味を楽しむという部屋作りもいいでしょう。 ヴィヴィットなラグもありますし、白・黒・グレーでできたようなラグもあります。 ミッドセンチュリーモダンのラグは、柄に特徴があります。 壁やカーテンで柄を楽しむ場合には、ガチャガチャしすぎないように注意も必要です。ミッドセンチュリーモダンなアイテムの選び方
ミッドセンチュリーモダンのアイテムの具体的な選び方のポイントは、以下のとおりです。-
- ミッドセンチュリーモダンのデザイナーから選ぶ
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- ミッドセンチュリーモダンの有名メーカーから選ぶ
ミッドセンチュリーモダンのデザイナーから選ぶ
ミッドセンチュリーモダンを代表するアメリカのデザイナーを紹介します。George Nelson(ジョージ・ネルソン)
ミッドセンチュリー界の重鎮。 デザイナーとしてはもちろん、ハーマンミラー社のディレクターを20年以上務めました。Charles and Ray Eams(チャールズ アンド レイ・イームズ)
ミッドセンチュリーのデザインを象徴する夫婦。 「良いデザインを、安価に、だれにでも」というコンセプトがあり、美術や映画の方面でも活躍しました。Isamu Noguchi(イサム・ノグチ)
父が日本人、母がアメリカ人の日系アメリカ人のデザイナー。 家具や照明のデザインだけでなく、建築物や彫刻といった芸術作品も多く残しています。Eero Saarinen(エーロ・サーリネン)
フィンランドで生まれて、13歳でアメリカに移住したデザイナーであり建築家。 曲線を用いた近未来的なデザインが特徴です。Harry Bertoia(ハリー・ベルトイア)
イタリア生まれで、15歳でアメリカに移住した金属彫刻家。 Knoll(ノール社)の誘いでチェアをデザインし、大ヒットしました。ミッドセンチュリーモダンの有名メーカーから選ぶ
ミッドセンチュリー期のアメリカを牽引したのは、2社の家具メーカーです。-
- Knoll(ノール社)
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- Hermanmiller(ハーマンミラー社)