この記事では「玄関に洗面台を置くメリット」について紹介していきます。 結論、玄関に洗面台を置くメリットは、感染症対策や来客用の手洗いと敷いての活用、水栓としての利用などが挙げられます。 他にも「玄関に手洗い場を設置するポイント」や「玄関に洗面台を置く注意点」についても解説します。 ぜひこの記事を参考に、玄関に洗面台を置くメリットについて理解を深めてみてください。

玄関に洗面台を置くメリット

玄関に洗面台を置くメリットについては、主に以下が挙げられます。

• • 感染症対策

• • 来客用の手洗い

• • 水栓として利用可能

• • 玄関で身支度を整えられる

それぞれのメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

感染症対策

玄関に洗面台を設置する最大のメリットは、感染症対策と言えるでしょう。 従来では、洗面脱衣所に洗面台が設置されることが多くありましたが、新型感染症が流行して以降は、手洗いやうがいをする前に室内に上がる行為に抵抗を持っている方も少なくありません。 玄関に洗面台を設置すると、帰宅後すぐに手洗い・うがいができるので、家の中が常に清潔になり、子どもにも手洗いの習慣付けができるメリットが挙げられます。 このように、玄関に洗面台を設置するのは、新しい生活習慣として注目を集めているのも事実です。

来客用の手洗い

玄関に洗面台を設置すると、来客用の手洗い場としても活用できるメリットが挙げられます。 洗面脱衣室は、歯ブラシやメイク用品、洗濯物など生活感が溢れた空間なので、お客さんに見られるのに抵抗感を持っている方は多くいます。

水栓として利用可能

玄関に洗面台を設置すると、靴の汚れを落としたり、植物に水をやったりするなどの水栓として利用できるメリットが挙げられます。 外水栓を設置すると、水撒きや洗車など気軽に行えますが、素材が劣化しやすく、耐久性が落ちてしまうデメリットがあります。 玄関に洗面台を設置すれば、耐久性を気にせずに使用でき、メンテナンス費用を抑えられます。

玄関で身支度を整えられる

玄関に洗面台を設置すれば、洗顔や歯磨きなどの身支度を整えるスペースとしても活用できます。 鏡も一緒に設置しておけば、洗面化粧台としても利用できます。 とくに家族が多い場合には、セカンド洗面台として玄関に洗面台を設置することをおすすめします。

玄関に洗面台を設置するポイント

玄関に洗面台を設置するポイントについては、以下が挙げられます。

• • 水はね対策をする

• • 生活動線を考えて設置する

• • 玄関の雰囲気に合わせる

それぞれの設置するポイントについて紹介してきますので、ぜひ参考にしてみてください。

水はね対策をする

玄関に洗面台を設置するポイントとして、洗面台近くの床や壁が傷んでしまうのを防止するために、水はね対策を入念に行いましょう。 水はね対策をしないと、板が変形や変色したり、徐々に傷んでしまったりして修理にコストがかかってしまいます。 洗面台周辺の壁や床については、防水性が高いビニールフロアやタイルなどを採用すると、腐食やカビの予防にもつながります。 また、どんなに防水性が優れている壁や床を採用しても、水滴が残ってしまうと痛みやすくなるので、普段からこまめなメンテナンスを心がけましょう。

生活動線を考えて設置する

玄関に洗面台を設置してしまうと、玄関のスペースが狭くなってしまいストレスを感じてしまうケースがあるので、生活動線を考えて設置するようにしましょう。 生活動線を考えたケースとして、以下が挙げられます。

• • 玄関ホールや廊下に設置する

• • 下駄箱を利用して設置する

• • 玄関土間やWISCを利用して設置する

それぞれのケースについて紹介していきます。

玄関ホールや廊下に設置する

玄関に洗面台を設置する際に、洗面台を玄関ホールや廊下に設置すると、帰宅動線や来客動線を考慮できるメリットが挙げられます。 玄関スペースにこだわって無理やり洗面台を設置してしまうと、使い勝手が悪くなってしまう可能性があります。 玄関ホールや廊下であれば、普段使わないような空間に洗面台を設置しやすく、目隠しの壁を設置することも可能です。 家の設計や広さなどによっては、洗面台が設置できない可能性もあるので、あらかじめ設計士と相談しておきましょう。

下駄箱を利用して設置する

玄関に洗面台を設置する例として、下駄箱を利用して設置すると、スペースを有効活用できます。 下駄箱の一箇所のみをハンドソープや消毒液などを収納できたり、下駄箱の側面にタオルを掛けられるメリットがあります。 最近では、下駄箱と洗面ボウルが一体化された商品も販売されているので、家の雰囲気に合った商品を選ぶようにしましょう。

玄関土間やWISCを利用して設置する

玄関土間やWISCを利用して洗面台を設置すると、広さを確保できるので、鏡や収納がある洗面化粧台の設置が可能です。 壁で区切ることができるので、鞄掛けやコート掛けなどの設置ができ、スムーズに身支度ができるメリットが挙げられます。 家族動線と来客動線がしっかりと分けられるので、来客が多い方にもおすすめの設置方法です。

洗面台のサイズ感を確認する

玄関に洗面台を設置する際に、洗面台のサイズによって玄関の雰囲気が大きく変わってしまうので、玄関に合った洗面台のサイズかどうか確認をしておきましょう。 大きいサイズの洗面台を選んでしまうと、圧迫感が出てしまい玄関が狭く感じてしまいます。 反対ににコンパクトすぎる洗面台を選んでしまうと、利用しにくくストレスを感じてしまうケースも少なくありません。

玄関の雰囲気に合わせる

玄関に洗面台を設置する際には、インテリアとしても見えるように玄関の雰囲気に合っている洗面台を選びましょう。 洗面台には、陶器や人工大理石、ホーロー製など幅広い種類の商品があるので、おしゃれなインテリアとしても設置が可能です。 また、洗面台の近くに照明を設置すると、雰囲気を大きく変えられるので、個性的なデザインにしたいという方におすすめです。

玄関でおすすめの洗面台の設置場所

玄関でおすすめの洗面台の設置場所については、以下3つが挙げられます。

• • シューズクロークの中

• • 玄関のたたき

• • 靴を脱いで上がった箇所

それぞれの設置箇所について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

シューズクロークの中

洗面台は、シューズクロークの中でも設置が可能です。 来客時でも生活感のある洗面台を見せたくない場合にも、おすすめの設置場所と言えるでしょう。 靴を脱いでからすぐに手洗いができる特徴もあるので、感染予防にも効果的に働きます。

玄関のたたき

玄関のたたきに、洗面台を設置すると、室内の間取りを広くできるメリットが挙げられます。 玄関のたたきとは、靴を着脱するスペースを指します。 シューズクロークを設置していれば、靴を地面に置くスペースだけが減るので、普段の生活に悪影響を与えるリスクが少なくなります。 家に入ってすぐに手を洗えるので、花粉対策や感染症対策にも効果的に働きます。

靴を脱いで上がった箇所

靴を脱いで上がった箇所に洗面台を設置すれば、帰宅してすぐに手を洗えるようになり、汚れやウイルスの侵入を予防できるメリットが挙げられます。

玄関に洗面台を置く注意点

玄関に洗面台を置く注意点については、以下が挙げられます。

• • 水がはねて壁や床が痛む

• • 玄関のスペースが狭くなる

• • 設置費用がかかる

• • 掃除場所が増える

それぞれの注意点について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

水がはねて壁や床が痛む

玄関に洗面台を設置してしまうと、水がはねて壁や床が傷んでしまうリスクがあるので注意が必要です。 一般的な洗面台に比べて、玄関に設置する洗面台はコンパクトな洗面台が多い傾向なので、水がはねやすくなります。 水はね対策をするのはもちろん、床にマットを敷いたり、耐水性のある壁にするなどの対策を行うようにしましょう。

玄関のスペースが狭くなる

玄関に洗面台を設置してしまうと、玄関のスペースが狭くなってしまい、後悔してしまうケースも少なくありません。 玄関に洗面台を設置する前に、収納したいものを事前に決めておくようにしましょう。 玄関に収納するものの例として、以下が挙げられます。

• • 靴

• • スリッパ

• • 傘

• • ベビーカー

• • 自転車

• • ゴルフバック

• • アウトドア用品

• • ガーデニング用品

• • 洗車道具

• • 掃除道具

洗面台を設置後に後悔しないためにも、玄関の収納をしっかりと考慮してから洗面台を設置することをおすすめします。

設置費用がかかる

玄関に洗面台を設置するには、高い設置費用がかかってしまうケースがあるので、あらかじめ注意が必要です。 具体的に洗面台の設置にかかる費用として、以下が挙げられます。

• • 洗面台本体

• • 配管工事

• • 取付費用

• • 電気配線工事

デザインにこだわったり、温水が出るなどのオプションをすると、さらに費用が高くなってしまいます。

掃除場所が増える

玄関に洗面台を設置してしまうと、掃除場所が増えてしまい、普段生活する上でストレスを感じてしまうケースも少なくありません。 洗面台の掃除する頻度を減らしてしまうと、排水口から悪臭が漂ったり、ヌメリや黄ばみが発生してしまったりします。 このように、玄関に洗面台を設置するには、掃除する範囲が広がってしまうデメリットがあるので注意が必要です。

玄関に洗面台を設置した事例

玄関に洗面台を設置した事例として、主に以下２つが挙げられます。

• • 玄関ホール横の洗面スペース

• • デザインにこだわった小型の洗面台

それぞれの事例について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

玄関ホール横の洗面スペース

玄関ホール横のスペースに洗面台を設置することで、帰宅後すぐに手洗いができるメリットが挙げられます。 玄関からは直接見えない場所に洗面スペースを設けると、来客時でも生活感を出さない間取りが可能です。 アーチ型の壁や飾り棚などを設置すると、オシャレな雰囲気に仕上げられるので、家の雰囲気に合わせた設計を行いましょう。

デザインにこだわった小型の洗面台

デザインにこだわった小型の洗面台を設置すると、スペースを有効活用でき、生活導線にも良い影響を与えるなどのメリットが挙げられます。 一般的な洗面台を玄関に設置してしまうと圧迫感がでてしまい、狭く見えてしまうデメリットがありますが、デザインによっては部屋を広く見せることも可能です。

玄関に洗面台を置くメリットを把握しよう！

今回は、玄関に洗面台を置くメリットについて知りたい方に向けて、玄関に手洗い場を設置するポイントや玄関に洗面台を置く注意点を紹介しました。 玄関に洗面台を置くメリットについては、主に以下が挙げられます。

• • 感染症対策

• • 来客用の手洗い

• • 水栓として利用可能

• • 玄関で身支度を整えられる

また、玄関に洗面台を置く注意点を把握しておくと、洗面台を設置前後のギャップを減らすことにもつながります。 今回の記事を参考に、玄関に洗面台を置くメリットについて理解を深めてみて下さい。