吹き抜けの廊下はいいことだらけ?作るメリットや失敗しないポイントとは

2023.03.29
    No.12_吹き抜け 廊下

    天井や床に遮られず1階から上の階がひと続きになっている吹き抜けは、開放感のある家づくりに人気の高い間取りの一つです。リビングルームや玄関、階段部分に取り入れられがちな吹き抜けですが、実は廊下に設置するのもたくさんのメリットがあるのです。

     

    今回は、廊下にある吹き抜けのメリットや失敗しないポイントを解説します。吹き抜けの導入に迷っている人や、吹き抜けがほしいけどどこに作るべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

     

    吹き抜けの廊下は実際おすすめ?

    No.12_吹き抜け 廊下

    結論から述べると、廊下に吹き抜けを設置するのはおすすめです。とくに、家の雰囲気を明るく開放的な雰囲気にしたい人は、廊下に吹き抜けを作ることでかないます。吹き抜け廊下の3つの詳しいおすすめポイントと、その理由を見ていきましょう。

     

    ・採光率がアップする
    ・風通しがアップする
    ・開放感が生まれる

     

    おすすめポイント①:採光率がアップする

    「家の雰囲気を明るくしたい!」という人は少なくありません。廊下に吹き抜けを作ることで2階からの日光も取り入れられるため、照明をつけなければ暗くなりがちな廊下の雰囲気がパッと明るくなります

     

    スペースの狭い廊下は、間取りの都合上窓を設置することが難しいケースもあります。そのような場合でも、天窓から光が降り注ぐので暗くなる心配はありません。隣家との距離が近く窓があっても日光が入ってこない場合でも、十分な光を取り入れることができます。

     

    採光率が高くなると家が明るくなるだけでなく、湿気がたまりにくくなる効果もあります。その結果カビの発生を防ぎ、家の衛生環境を保つことが可能です。冬でも暖かく過ごせるため、玄関からリビングなどの部屋の行き来にも寒さを感じることを減らすことができます。

     

    おすすめポイント②:風通しがアップする

    家の風通しをよくすることで、梅雨の時期などジメジメしやすい季節でも湿気がこもりにくく、カビやダニの発生の抑制につながります。湿気だけでなく熱気もこもりにくく家全体の空気が行き届きやすいため、冷暖房の効きが悪くなりがちな廊下の暑さ・寒さ対策にも効果的です。

     

    廊下の風通しをよくするためには、空気を循環させることが必要です。空気の循環には窓を対角線上に設置するのがおすすめですが、間取りの都合上、廊下の窓は一面にしか設置できないことが多く、空気を効率的に循環させることができません。

     

    吹き抜けを作ることで空気の流れが上下に循環され、風通しがよくなります。とく に温かい空気は上にたまりやすいため、廊下の窓や玄関からの空気が自然と上昇するのです。廊下や玄関スペースにシーリングファンをつけることで、さらに効率的に空気を循環させることができます。

     

    おすすめポイント③:開放感が生まれる

    玄関から入ってすぐに目に入る廊下は、家の第一印象を左右する家の顔といっても過言ではありません。そんな廊下に吹き抜けを作ることで開放感が生まれ、家全体を広々とした空間へと印象づけることができます

     

    スペースの狭い廊下でも遮る部分が少なくなることで視界が抜け、視覚的にも広さを感じるのもメリットです。「老化の圧迫感を減らしたいけどスペースが足りない……」とお悩みの人には、とくに吹き抜けの設置がおすすめです。

     

    吹き抜けの廊下づくりで失敗しないポイント

    No.12_吹き抜け 廊下

    廊下に吹き抜けを作るにはたくさんのメリットがありますが、一歩間違えると何の意味もない吹き抜けになってしまうかもしれません。ここからは、廊下に吹き抜けを作る際に失敗しない5つのポイントを紹介します。

     

    ・吹き抜けの幅と奥行きは十分あるか
    ・吹き抜けの位置は東~西向きか
    ・光の差し込み方まで考えているか
    ・断熱性や気密性の性能はどうか
    ・掃除やメンテナンスのしやすさはどうか

     

    吹き抜けの幅と奥行きは十分あるか

    開放感と日光を得るためには、できるだけ大きなスペースに吹き抜けを作る必要があります。吹き抜けのスペースが十分にないと、吹き抜けがあったとしても光を廊下の奥まで十分に届けることができません

     

    吹き抜けに十分なスペースには、奥行きと幅がそれぞれ180cm以上あるのが理想的です。十分なスペースを廊下に取ることが難しい場合は、吹き抜けの場所をリビングルームなどの広い場所に移すことも検討しましょう。

     

    吹き抜けの位置は東~西向きか

    吹き抜けの位置によって、日光の入り方や量は異なります。日光が入りにくい方角や高さのところに吹き抜けと天窓を取り付けても、そもそも日光があたらなければ光を取り入れることはできません。光を十分に取り入れるには、東・西・南向きに吹き抜けと天窓を取りつけるのがおすすめです。

     

    東向きは主に朝から午前中に光が入るため、爽やかな朝を迎えたい人や午後はあまり家にいない人、廊下が暑くなりすぎるのは困る人におすすめです。西向きは夕方からの日差しが入りやすいので、午後から家にいる人に向いています。西日は強くなりやすいので、温度が上がりやすいことを考慮しておきましょう。

     

    このように、吹き抜けの位置によって日光が入ってくる時間が異なるため、家族の生活リズムにあわせて選ぶことが大切です。常に日の光を入れたい人は、南向きに吹き抜けと天窓を設置しましょう。

     

    光の差し込み方まで考えているか

    No.12_吹き抜け 廊下

    効率的に日光を取り入れるためには、光の差し込み方まで考慮する必要があります。東・西・南向きのいずれかに吹き抜けを設置しても、隣家やベランダの出っ張りなどによって日光が遮れられていれば廊下に光を届けることができません

     

    おすすめの設置方法の一つが、外壁のラインを直線がなっている部分に吹き抜けを設置することです。吹き抜けの窓から壁の出っ張りや屋根の一部が見えてしまうと、十分に日の光が入らず視界も遮られてしまいます。

     

    断熱性や気密性の性能はどうか

    吹き抜けを作ると、廊下のスペースが広くなり熱がさまざまな方向へ放出してしまいます。さらに、2階とひと続きになっているぶんそれぞれの音や匂いが行き来しやすいのも注意点の一つです。

     

    これらを解消するポイントが、断熱性や気密性などの性能を高めることです。高気密・高断熱の建材を選び、吹き抜けを取り入れるデメリットを減らしましょう。

     

    掃除やメンテナンスのしやすさはどうか

    背が高い吹き抜けは、天井や天窓の掃除やメンテナンスがしづらくなります。とく に照明や天井のクロスの交換には足場が必要なこともあり、業者に頼まなければいけないかもしれません

     

    廊下に吹き抜けを作る場合は、2階にも廊下やキャットウォークなどを作ることで、掃除のしづらさを解消できます。設置に費用はかかりますが、メンテナンス費用と比べると最初から取り付けておくほうがお得になるかもしれません。

     

    まとめ

    廊下に吹き抜けを作るのは、日当たり、風通し、開放感の3つの点においておすすめです。日の光が十分に入るよう吹き抜けや天窓の大きさや向きを考え、光の差し込み方にも考慮しましょう。吹き抜けを作ることでデメリットになりがちな、断熱性や気密性、掃除のしやすさの対策も必要です。

     

    理想的な吹き抜け廊下を作るには、石川県にある注文住宅施工会社の株式会社作造にご相談ください。立地や周辺環境によって異なる光の入り方などさまざまな部分を考慮し、お客様の想像を超える吹き抜け空間がある注文住宅を提供します。吹き抜けの施工事例も多いため、ぜひ参考にしてください。

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